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日常授業の改革のために

 玉川大学教職大学院教授の堀田龍也先生からフェイスブックでコンタクトがあった。
 堀田先生は、ご存じの情報教育の第一人者である。
 私は早速堀田先生に連絡した。
 札幌の山の手南小が、日常授業について重点研のテーマにして取り組んでいることには堀田先生の助言があったと聞いたこと。
 私も、同じように「味噌汁・ご飯」授業として日常授業の改革に取り組んでいること。 そのようなことを連絡した。
 早速堀田先生から連絡が来て、自分はICTをとっかかりに日常授業の改革を提言しているけれども、日常授業に目を向けない限り授業改革はできない旨の内容が書かれてあった。 
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 力強い支援の声であった。
 「日常授業」に目を向けていくのはまだまだ少数派なのである。
 今までの教育界は、ほとんどが「ごちそう授業」をどのように作るかに精力を注いできたと私は考えている。
 全ての教師たちが毎日毎日日常授業をしているのに、その授業を対象化してこなかったというのはおかしなことだと、誰でもが考えるに違いない。
 でも、今までは考えてこなかった。
 なぜか?
 このテーマを考えていくと今までの教育界のさまざまな問題が見えてくる。
 私はその問題をまだうまく把握していない。
 ★
 私たちが進めている「味噌汁・ご飯」授業も、どこかでICTをドッキングしていかなくては前には進めないと思っている。
 もう黒板とチョークで進めていくには限界がある。
 それは、子供たちが「聞く」から「見る」世代に変わっているからである。
 子供たちは「見る」ということを中心にして生活のほとんどを成立させてきた世代なのである。
 そのことを念頭において私たちの授業も構成していかなくてはならないのは当然のことである。
 私はICTは苦手であるが、もはやそんな段階ではない。
 パソコンを使えない教師がもはや現場では通用しないように、ICTを使えない教師は、もう現場では通用しないようになるはずである。
 ★
 三重の中林校長先生が言われたことがある。
 「野中先生、拡大投影機を使って教科書を拡大し、教科書の文を隠して、ここに何が 入るのかを考えさせていくだけでも十分授業として成り立つのですよ」
 そのとき、なるほどなあと思ったものである。
 拡大投影機は、ICTレベルのものではないが、私が訪問した山の手南小には皆さん教室に備えていた。何人かの先生たちは自費で購入されていたと聞いた。
 効果抜群のものらしい。
 これさえも現場で使っている先生たちはまだまだ少数である。
 これがどんなに便利なものか、現場はまだまだ知らされていないからである。
 電子黒板もまた、これから本格的に導入されていかなくてはならないであろう。
 

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コメント

野中先生,記事にしていただき,ありがとうございます。アプローチは異なっていても,同じ方向を向いている同志がいることをうれしく思います。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: ほりたん | 2011年5月18日 (水) 22時31分

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