「荒れ」の始めをつかむ視点10
あと1週間で、「3・7・30の法則」で提起した時間が一応終わる。
この1ヶ月でどれだけ徹底して学級づくりをしてきたかが問われる。
さて、うまく進んでいるかどうかをチェックしてみよう。
この10項目で「できている10点」「まあまあ5点」「できていない0点」をつけてほしい。
①朝会できちんと並んで校長先生などの話を静かに聞いているか。
②朝自習は自分たちで静かに行っているか。
③朝の会が1時間目の授業に食い込まないでスムーズに進んでいるか。
④授業の最初は、すぐに始まっているか。
⑤授業時間、休み時間をきちんと守っているか。
⑥給食の時間は決められた時間でスムーズに進んでいるか。
⑦移動する時の列の並びはすばやくできるか。
⑧靴箱の靴は整頓されてきちんといれられているか。
⑨清掃の時間は、決められた時間でスムーズに終えているか。
⑩終わりの会は、短い時間でスムーズに終えているか。
★
どうだろうか。
トータルで70点以上を取ることができたら、順調に学級づくりが進んでいると言える。まず、申し分がない。
50点、60点ぐらい。
学級づくりが徹底していないと思われる。
まだまだがんばって繰り返し徹底していかなくてはならない。
50点以下の場合は、これから学級は「荒れ」の兆候を見せ始めるかもしれない。
特に初任の学級でほとんど点数が取れないというクラスは要注意である。
★
本当に「荒れ」が起こってくると次のようになる。
A 担任の指示に従わない。
B 担任に反発する。
C クラスで決まっているはずのルールに従わない子供がいる。
D 授業中、それぞれの子供が勝手におしゃべりをしたり、手いたずらを
したり、よそ見をしょっちゅうして、その注意に追われる。
★
まだまだこのような「荒れ」は起こっていないはずである。
このような荒れを起こさないように、今からでもがんばれる。
どうしていくかについては、すぐにでも「新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則」(明治図書)を読んでほしい。(すみません、宣伝です)
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