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奇跡的な快挙である!

   東京マラソンで、市民ランナー川内優輝さんが日本選手最高の3位に入り、世界選手権代表に内定した。
 これは奇跡的な快挙である。
 マラソンにくわしい人には、この快挙がどんなにすごいものかと分かっておられると思う。
 ここ何年も、日本の男子マラソンランナーで2時間8分台で走ったランナーはいない。
 久しぶりの8分台ランナーなのである。
 それが、1万メートルを29分2秒で走るランナーが成し遂げてしまっている。
 埼玉県の県立春日部高校の定時制事務職員。
 平日の練習は出勤前に近所の公園を2時間走るぐらいの練習。月に600キロぐらいしか走っていないらしい。
 プロの実業団ランナーたちは、どんな思いでこの快挙を聞いたのだろうか。
 ★
 今、実業団ランナーの中には、2時間10分を切れるランナーがいない。
 多分彼等は、一日に40キロぐらいを走り、月に1200キロぐらいの距離を走破している。
 きちんとした目標が設定され、メニューが決められ、管理栄養士によって食事も管理され、……全てが恵まれた環境の中で練習は行われている。
 今まで実業団でこうして行われるプロランナーの育て方は、世界にアピールするものであった。
 だが、そこで育っているランナーが、そこらの公園で走っている川内さんにあっさりと敗れてしまう。
 これは何であろうか。
 ★
 ここには大切な何かがある。
 川内優輝さんは、朝日新聞の「ひと」の欄で答えている。
「お金をもらって走るのではなく、遠征費などを自分で払ってやっている。本当に
 好きじゃないとできない。そこが実業団の選手とは違うと思う」
 川内さんは、「本当に好きじゃないとできない」と言っている。
 実業団ランナーは、好きとか嫌いとかということではなく、決められたシステムの中でただただ走るマシンになって、毎日のメニューをこなしているだけなのではないか。
 走っているのは、人間なのだという何かを忘れて去っているのではないか。
 そんなことを思う一日であった。
 
 

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