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冬休みが始まる!

   今年最後の勤務を終えた。
 4年生のクラス。
 朝学校へ行くと、職員室のところでA君に会う。
 A君が、「野中先生ちょっと」と言う。
 「何だよ?」と言うと、給食室の隅っこへ私を連れて行き、
 「これ、知ってる?お楽しみ会で使うんだよ。目の所へ貼って使うんだよ」と。
 何か秘密の隠し事をしているように、こそこそと話し、私にその物を見せてくれる。
 楽しみでいっぱいなのだ。
 靴箱で、4年2組の子供たちを見ていると、段ボールをいっぱいに抱えて持ってきている。
 24日のお楽しみ会を待っているのである。
 ★
 みんなでお化け屋敷をやるという。
 明るい教室を暗くするのに、さまざまな段ボールを貼り合わせて作っている。
 もう2週間前から準備を始めている。
 だが、一向に教室は暗くならない。
 私は、視聴覚室に行き、暗幕をはずして教室へ持ち込んだ。
 放課後、初任の先生と教室のドアに暗幕を張り巡らせた。
 これで少しは、お化け屋敷みたいになるかもしれない。
 24日に子供たちが朝教室へ入ったら、驚くであろう。
 ★
 学級づくりの三原則は、「関係づくり」「仕組みづくり」「集団づくり」である。
 この中の「集団づくり」は、まだまだ多くの開発すべき手立てが残っている。
 この集団づくりの中には、学級集団がいかに楽しみでわくわくする企画を考え出していくかということが含まれる。
 この企画を実現するために準備したり、企画を練ったりする過程を通して、学級はどんどん「集団」化を図っていく。
 私のクラスでは、会社活動(係活動)を活発にした。
 ビデオ会社を作ったところがあった。
 私のビデオを貸し出し、それでドラマ作りを始めた。
 給食の時間に、教室で、そのドラマを放映する。
 これがおもしろかった。まったくの彼等独自の作成なのである。
 もう、学級が、授業と行事をこなしていけばいい時代は過ぎ去っている。
 あえてそのように言い切っている。
 本末転倒ではないかと訝しく思う方もあると思うが、あえてそのように思っているのである。
 ★
 冬休みが始まる。
 精神科医の中井久夫さんは、医者が自宅に帰って患者のことを思うことがあれば、その医者は、患者の担当を替わらなくてはいけないと言われた。
 この指摘はとても重要なことだ。
 教師は、学校の仕事も、子供たちのことも、全部忘れて、自分のために、自分の家族のために過ごしていく時間を確保しなくてはならない。

 一人の自分に戻る時間。
 私は、夏休みに学校の校長の名前を忘れて恥をかいたことがあったが(笑)、そのくらいに徹底していくことである。 
 
 

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