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インプットだけでなく、アウトプットなのだ!

  4年生の初任者のクラス。
 朝の会の今月の歌。学校全体で取り組んでいるのである。
「お経みたいだよ」と思われるような歌い方。
 毎日毎日歌っているので、もう飽きてきているのだ。だらだらとしている。
 放課後の反省会で、これを問題にした。
 どうしたらいいんでしょうか、という問いかけ。
 ★
「インプットだけで、アウトプットがないからあんなだらだらとした歌い方になるのだよ」
と、私は指摘した。
 要するに、毎日ただ歌うだけだから、あんな歌い方になってしまう。
 ただ歌うだけのインプット状態では、だれてしまう。
 誰かに聴いてもらうというアウトプット状態を作ったとき、子供たちはインプットに
 力がこもる。
 どうしたらいいんでしょうか。
 発表をする場を設ける必要がある。
 たとえば、「今日は、1班に前に出て歌ってもらいましょう」という時間を設ける。
 また、授業参観が終わった後に、練習している歌を聴いてもらえる時間を設けたらいい、と助言する。
 ★
 ちょうど12月の授業参観と懇談会がひかえていた。
 それへ向けて練習をすることになった。
 翌週にクラスを訪れてみると、お経みたいに歌っていた姿が見違えるように変わっていた。
 これはすごい。
 明日は、授業参観。
 その練習をした。
 授業が終わって、さっと前に行く。教卓を端に運び、整然と並ぶ。そこへ曲が流れる。
すぐに歌い出す。
 「歌い出すまで遅すぎる!」と私が注文を出す。
 また、練習をする。スピードが大切だ。
 合唱を聴かせるときには、歌の内容だけではなく、並ぶまでと終わった後が大事だ。
 45秒で、歌い出すようになった。これでいい。
 ★
 翌日、授業参観と懇談会があった。
 私は休みなので、その様子を初任者から聞いた。
 保護者は、子供たちのその姿と歌の様子に大感激をされていたという。
 涙を流しておられる保護者もいたという。
 懇談会のとき、授業での子供たちの様子と合唱をおおいに褒めてもらえたという。
 初任者だと心配されていた保護者たちも、この子供たちの姿を見て、おおいに安心されたのであろう。
 ★
 授業参観は、特別な時間である。
 この時間はいわゆる普通の授業をしないことである。
 保護者は、我が子がどのようにしているのかを見に来る。
 我が子が活躍している場面を見せる。
 全員が発表している場面を作る。全員が活動している場面を作る。
 それこそアウトプットを前面に出した授業を心がける必要がある。
 
 
 

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