次を生きることだけが人生である
10月24日(日)にフルマラソンを走りますと何度もこのブログで宣言してきた。
私も、期待して待っていた。準備は、おおむね万全で、なんとか走りきる状態であった。
だが、悲劇は突然起こった。
前日軽く走っておこうと思って、30分ばかりのジョギングに出た。
終わろうとした瞬間に、左足脹ら脛に激痛。うっ~~~という瞬間。
このような状態は、何度も味わったことがある。
肉離れである。
様子を見るが、だめだ。
一瞬で、4ヶ月間の練習が、みんなダメになる。
★
10年間、フルマラソンを走り続けてきた経験から言えば、肉離れはよくあることである。
ちょっと無理をすれば、故障を起こす。
残念なことであった。
でも、思い直した。
これは警告である。
今回は、走るなという警告なのだ。
そういう体からの警告には素直に従っておこう。
とそういうわけで、今回は応援に回った。
★
先日、ふいと見たテレビで、体操の池谷幸雄が出ていた。
故障に泣かされた現役時代の話であった。
彼は、失敗や故障に落ち込んだりは決してしないと断言していた。
体操選手は、体操という試合の特性から1つの種目の失敗を引きずれば、みんなダメになるから、引きずらないように訓練されるということを話していた。
いい話であった。
訓練すれば、落ち込まないようになるのである。
★
今回も、4ヶ月もかけて準備してきて、一瞬でダメになることに普通は落ち込むことになるのだが、私もまた、まったくそのようにはならない。
ちょっと訓練をしてきたのかなと思う。
夏に私が行った講演の最後に、「悩むな、反省なんかするな、次が大切だ」とふきまくった。
今は、「悩め、反省をせよ」と突きつけられる時代に、あえて反対のことを言っている。
悩むことも、反省することも、そんなことは必要ないのである。
訓練次第で、そんなことをしないようになる。
ただただ、次のことだけを考える。
次を生きることだけが人生なのである。
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