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習字が苦手な教師が挑戦する習字の授業

   4年生の初任のクラスで、示範授業をした。
 2時間の習字の授業である。
 前回、「虫」という字を書いていて、それが貼られていたが、どうも良くない。
 そこで私がもう一度「虫」で挑戦してみるということになった。
 といっても、私は、まったく習字は苦手である。
 まともに書いたこともない。
 だから、習字が苦手な教師がどうやったら、子供にうまく習字を書かせられるかという難題に挑戦した示範授業である。
  ★
 まず、初任の先生に、楷書体で子供たちの名前を作ってもらっていた。
 その楷書体(これから1年間これを使うのである)を見ながら、子供たちが、自分の名前を書くのである。
  手本も印刷してもらっていた。(ところが、これは子供に配布しなかった。私が黒板に貼り付けて、使っただけである)

 1 習字の準備をさせて、最初に小筆で半紙3枚に、楷書体の手本を見ながら、
   名前を書かせた。
   注意したことは、1つ。「鉛筆書きするように書いてはだめだ。筆を立てて
   書くこと」

 2 それから、筆を持つ前に半紙の上で筆順を確認しながら指書きをさせた。
   数回指書きをさせた。
 
 3 実際の指導に入った。
   一画ずつ、まず私が書き方を注意しながら、黒板に貼り付けた手本の紙の 
上に朱墨で書く。一画書いたら、子供たちにも一画書くようにする。
   ここも注意したことは、「筆を立てて」。
   個人名をあげながら、注意する。

 4 1枚目が書き終わったら、10点満点で全員の作品を評定する。
   8点以上を合格とした。合格になったのは、3人だけだった。
   あとの子供は、かなり厳しく評定した。

 5 2枚目も、同じように一画ずつ書いた。
   同じように評定した。今度は、満点の子供も数人出た。
   あとの子供も、かなり点数を向上させた。

 6 3枚目は、今度は自分で挑戦させた。評定は、希望者だけだと言ったが、
   結局全員が自分も評定してくれと言った。

 7 3枚のうち1枚が乾いたら、後ろの掲示板に貼りだした。

  4時間目の終了15分前には、全員の作品を貼りだし、片付けも終わった。
  子供たちにとって、実に満足した作品になった。
  といっても、そんなに褒められるできばえではない。
  積み重ねの指導をしていかなければ、うまくはならない。
  それでも前回とは歴然とした違いである。

  ★

  結局、この指導の良さは、どこにあるのか。
 ①名前の手本がきちんとあること。それを見ながら、1年間練習できること。
 ②一画ずつ注意点をはっきりしながら書かせること。
 ③個別評定をきちんとしてやること。良いのか悪いのか、悪いとしたなら、どこ  が悪いのかをはっきり指摘してあげること。
 ④3枚しか書かせないから、2時間で貼り付けるまで全部終了してしまう。

 この指導は、「授業を安定する学級経営術」(知的授業づくりの提案 第4巻 松藤司 明治図書)に紹介してあったものをアレンジしたものである。
 習字が苦手な先生は、挑戦してみてほしい。 
 
 

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