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スピードとテンポが大切だ!

   24日(月)は兵庫県M市教育委員会主催の学級経営講座に行く。
 兵庫県は、朝大雨で、大雨警報が発令され、学校は休校になっている。
 大変なところへ出かけたが、新神戸に着くと、もうすでに雨は止んでいた。
 15:00から16:30まで講演。
 そのあと、付箋紙に講座で良かったことと質問を書く時間が設定された。
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 質問はたくさん出された。
 全部にはとても答えられない。
 「学級づくりで一番気を付けなければいけないことは何ですか?」
という質問があった。
 学級作りで大切なことは、3つだと答えた。
 1つは、子供との関係作り。2つ目は、学級の仕組み作り。3つ目は、スピードとテンポ。
 この3つ目のスピードとテンポについては、多くの質問が集中した。
 今まで初めて聞くことだったらしい。
 あとで指導主事の先生が、「関西は、スピードが遅い子供は、できるまで待つという先生方が多いので、野中先生からあのように言われてきっと戸惑ったのだと思います」と説明されていた。
 ★
 スピードとテンポがないクラスは、荒れる。
 ほんとうである。
 学級崩壊になっているクラスのことを見てほしい。
 スピードとテンポがなくなっているはずだ。
 やたらと先生は、子供たちに丁寧に対応する。
 泣いている子供がいたら、何度も何度も足を運んで、「だいじょうぶなの、だいじょうぶなの?」と聞いている。
 その間、他の子供たちにとっては、空白の時間だ。おしゃべりをしたり、うろうろしたりしている。
 こんなクラスにかぎって、体操服の着替え、給食の白衣の着替えなどが遅い。
 だらだら着替えている。
 やたらと時間がかかる。
 担任の先生は、毎日遅いと小言を言う。
 だけど、速くしようとはしない。ただ、小言を言うだけだ。
 初任の先生たちのクラスの7、8割が荒れるというのは、こういうところにも原因がある。
 ★
 初任者の先生達に共通していることは、「個を大切にする」という意識。
 きっとどこかできちんと教えられてきてはずである。
 もちろん大切なことだが、間違った対応をする。
 個を大切にすることは、いつまでもその子に付き添って、他の多数の子供の空白の時間を作り出すことではない。
 泣いている子供がいたら、事情を簡単に聞いて、「泣き止んだら、あとできちんとわけを聞くからね」と言えばいい。その間、10秒から20秒。
 子供は泣くものである。一々その度に時間をかけてはいけない。
 ほとんどがほっといていれば、そのうちに泣き止む。
 なぜ、こういうことを言うかというと、学級活動や授業のスピードやテンポが崩れるからである。
 私は、それをとても大切にするからである。
 ★
 なぜ、スピードやテンポが大切か。
 これは、現場で経験的に子供を見ながら、どうしてもこれが必要だと身につけてきたことである。
 仮説的に考えていることはある。
 テレビの15秒や30秒のコマーシャルの速さや、ゲーム機でのテンポの速さなどに慣らされている子供たちの体は、無意識のうちに、速さを欲求する。
 このスピードやテンポが遮断されたり、ゆっくりリズムになったりしたとき、「不快現象」を起こす。
 それが、立ち歩き、落ち着きのなさ、叫び、…などを引き起こす。
 これが教室を不穏な状態にしていくのだと。
 ★
 だから、どの低学年(1,2年生)でも一緒に唱和するかけ声が、あのように間延びすることをやめさせなくてはならないと、思っている。
 教師が注意をし、きちんとした声で音読することを教えていけばいいのである。
 中学年になったら、もうあんな間延びした声はなくなるではないか。
 低学年の子供たちの話し声は、きわめて普通の速さであるのだから。
 
 
 
 
 
 
 

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