「ごちそう」授業づくりの時代が去ろうとしているのではないか?
4月24日(土)の「明日の教室」の申し込みが、60名を越した。
橘大学で行われるパーティーも50名を越しているという。ありがたいことである。
「味噌汁・ご飯」授業についての提案である。
こんな地味な提案に多くの反響が、確かにある。
それは何であろうか。
★
これはあくまでも仮説であるが、「ごちそう」授業づくりの時代が去ろうとしているのではないか、と思っている。
「ごちそう」授業というのは、「味噌汁・ご飯」授業と対比する形で、私がネーミングしたものである。
深い教材研究のもとに、子どもがワクワク、どきどきするように作られた授業だ。
お祭りや正月などの催しに出てくる「ごちそう」を想定すればいい。
特別な日に、特別に美味しい料理が出る。
授業作りで言えば、いわゆる研究校で実施する公開授業研究会を考えればいい。
その特別の日に実施される公開授業。
特別に準備された「ごちそう」授業である。
ところが、最近、この公開授業研究会に人があまり集まらないらしい。
さまざまな理由があろうが、やはり「ごちそう」授業をそんなに求めなくなってきたのではないだろうか。
そういうふうに最近考えている。
★
このブログで何度も言っているが、私は「ごちそう」授業を否定をしていない。
「ごちそう」授業は、教材研究の方法を身につけるには最適な方法である。
1年に何度かは「ごちそう」授業を作らなければいけない。
その過程で、確かに教材分析の方法も、授業展開の方法も、指導言なども身に付く。
今まで、そんな授業づくりをずっと繰り返してきたはずである。
それが何だったのか?
それでどうなったのか?
そして、どうして「味噌汁・ご飯」授業なのか?
そんな提案をすることになる。
どんな反応が来るのか、私はわくわくしているのである。
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