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「働く喜びとは何か」~大鳥小学校を訪問して~

  4月1日に、横浜市大鳥小学校に講師として行った。

 3回目の訪問である。

 2回目までは、学級づくりを中心に話をしてきた。

 今回は、「味噌汁・ご飯」授業のこと。

 この学校に行って、いつも思うのだが、若手の先生達が雑草のように育っているということだ。そう雑草のように。

 それぞれの先生が、個性を持ち、生き生きしている。

 これは何だろうか。

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 この学校は、校長の提案で、靴箱を整頓する実践を続けている。

 1ヶ月に1回、朝会で校長からスーピタ賞が発表される。

 すべて揃っていたらスーピタ大賞である。

 ある日あるとき、校長は、密かに靴箱を回り、点検する。

 子どもたちは、スーピタ賞が発表される朝会で、固唾を飲んで発表を待つらしい。

 これは、すごいアイデアだ。

 「賞をもらえなかったら、何が問題だったかクラス会議を開いて話し合うんですよ」と、懇親会で若手の先生が話してくれた。

 なるほど、なるほど。このスーピタ賞で、クラスをまとめている。

 ★

 「学校の再建はまず紙屑を拾うことからー。

  次にはクツ箱のクツのかかとが揃うように。

  真の教育は、こうした眼前の瑣事からスタートすることを知らねば、一校主宰者たるの資格なし」(一語千鈞 致知出版社)

 このように書いたのは、森信三先生である。

 小林校長は、この森先生の教えからスタートされている。

 ★

 サラリーマンの15人の1人が、鬱病にかかる。

 そう統計は教える。

 教師は、その3倍である。

 とするならば、5人に1人が鬱病にかかる。

 何とも、恐ろしい数字である。

 教師達から「働く喜び」が亡くなっている。

 だが、何であろうか。

 私が訪問する大鳥小は、先生達が元気である。

 どんなに忙しくても、それを乗り越えていく先生達の元気がある。

 

 

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