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再び糸井先生の「味噌汁・ご飯」授業について

  京都の糸井登先生が、再び「味噌汁・ご飯」授業について書いておられる。

 すぐれた実践家に、これだけこだわってもらっているだけでも、提案した価値はある。

 これも全文を貼り付けておきたい。

 ★

 

2月22日 再び「味噌汁・ご飯」の授業を考えてみる3

倉敷の駅上の書店で購入した「授業つくり上達法」(大西忠治著・民衆社)を読んだ時、思わず、
「そうそう、・・・・そうだった」
と唸ってしまった。

と言うのは、新任教師の私を待ち受けていた現実は、「全くうまくいかない日々」の連続であった。
何も、素晴らしい授業を、と考えたわけではない。
通常の、日々の授業が全くうまくいかなかったのだ。

もがき苦しんだ私が出会ったのが、教育技術法則化運動であった。
そこで学んだ一つずつのことが、日々の授業を支えてくれたのである。
それは、教材研究といったことは少し違う。

この大西氏の著書の中には、そのころ学んだことと重なることが多く書かれている。
目次を紹介する。

1.見る・動く
①「四分六の構え」を身につける
②子どもを見て授業をしてるか
③目で聞き、耳で見ることができているか
④立つべき位置を意識しているか
⑤机間巡視に計画性があるか
⑥正面から話す、後ろから話す
⑦「美しさ」と「たくましさ」を身につける方法
⑧動くべきとき、動かざるべきとき

2.しゃべる
⑨声の悪い教師はどうしたらいいのか
⑩自分の声を使いこなしているか
⑪自分の口ぐせを自覚しているか
⑫イントネーションとプロミネンス
⑬「間」は授業内容へのさそい水
⑭「読みきかせ」をやっているか

3.書く・つくる
⑮「板書」はイタガキではない
⑯字がへたな教師はどうしたらいいか
⑰しゃべるスピードで板書できるか
⑱表現的板書・構成的板書・体系的板書

・・・・以下、省略・・・・

「味噌汁・ご飯」の授業は、日々の普通の授業である。
ならば、尚更、子ども達の活動を促す細かな教育技術が必要となるのであろう。

教師が、教室のどの場所で話すか。
どのくらいの声で話すか。
どのように話すか。
それだけでも、教師の技量が試される。
そして、その違いが、「味噌汁・ご飯」の美味しさを変えていくだろうと思うのである。

うーん、なかなか奥が深いなあと、思った次第である。
 ★
 いやいや、偶然とは言え、私も、大西忠治さんの「授業つくり上達法」を手にしていたのである。
 
 最近は、大西さんがなされてきた仕事にがぜん注目している。
 私が問題にしてきたことは、ほとんど書かれているのである。
 物置の中にしまい込んでいた大西忠治「教育技術著作集10、11」は、指導言(発問・助言・説明・指示)の理論と技術であった。
 読み進んでいくと、私が問題にしていたことがほとんど追究されている
 向山洋一先生の「一時に一事の原則」というのは、すでに大西忠治先生が、この本の中で、「一指示一行動」として提起されている。
 なあんだ、ということである。
 この著作集(明治図書)の10、11はとくに必要なものである。
 興味がある先生は、すでに絶版になっているので、何らかな方法で手に入れられた方がいい。
 ★
 糸井先生のブログである。
 確かに、言われていることはその通りである。
 私は、現在「味噌汁・ご飯」授業で提案していることで、この授業を構成しているのは3つであると言っている。
 1,授業構成をどうしていくか
 2,授業の基礎基本10か条
 3,授業の規律
 糸井先生の指摘は、「2、授業の基礎基本10か条」に関わってくる。
 どんなにうまく授業の構成を作ったとしても、それを進めていく技術を持っていなくは授業はうまく成り立たない。
 その技術を大学はまったく教えない。
 現場でも、内容(つまり授業構成)ばかりを問題にして、その技術を指摘しない。
 そうすると、ベテランの先生から盗むか、教えてもらうか、それとも本を読むかしかない。
 その3つともないと、行く末は暗澹たるものである。
 学級崩壊の危機に直面する。
 子供達の変貌は、なお悪い方へ進んでいく。これは避けられない。誰も止められない。行き着くところまで行く。
 今できるのは、私たちが今までの方法を変えられるかどうかにかかっている。

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