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糸井先生の「味噌汁・ご飯」授業の提案

  京都の糸井登先生が、「味噌汁・ご飯」授業について書いておられる。

 2回に分けて書いておられる。

 まず、1回目の方から読んでほしい。全文を貼り付けておきたい。

 

2月19日 再び「味噌汁・ご飯」の授業を考えてみる2
さて、では、①と②の時間帯で、どのように日々の授業の準備をしているか、である。
かなり、手抜きだと思われるかもしれないが、私の事実を紹介してみたいと思う。

まず、③の自宅での教材研究の仕方について、だ。
基本的に、休日を利用して、単元全部の授業プランを考えてしまう。
例えば、算数の「かけ算」の学習なら、その授業8時間分の授業プランをざっくり考えるわけだ。

この時、愛用の黒いノートとペンが活躍する。場所は、だいたい喫茶店。
例えば、1月の国語教材「盲導犬の訓練」の場合、黒いノートには、こんなことがメモ書きされている。

盲導犬(教科書) 
*ポイントは辞書活用。
1.ペット はたらく   キーワード  はたらく
2.躾と訓練       キーワード  躾 訓練
3.訓練          キーワード できなきゃいけないこと・してはいけないこと
4.心構え        キーワード  心
       ↓
映画 「クイール」
       ↓
社会人講師  盲導犬来校
       ↓
点字・点字ブロック調べ  *総合学習とリンク  
               参考図書 「先生のためのやさしい点字講座」(佐瀬順一著・学事出版)
               学習と学習の間を子どもの追究でつなぐ手法をとる。
       ↓
発表会   調べ、学んだことをまとめ、発表させる。

他にも、汚い字で細々と書かれているのだが、こういった授業構成を決めてしまう。
この授業の場合、国語と総合を関連させたものを考えてるので、トータル時間は、10時間以上となる。
これで約、30分といったところでしょうか。
このノートに、少しずつメモ書きを入れ、肉付けしていくといった感じです。

たった30分と思われるかもしれませんが、算数も理科も社会も・・・・ありますので、トータルすれば結構な時間となってしまいます。
が、この単元丸ごとの構成を考えるというのが、最も重要な時間となります。

でも、これだけでは、授業にはなりません。

ここからは、平日の授業の用意についてです。
夜、自宅で行います。
黒いノート、教材を開き、明日の授業を考えます。
ここからが、「味噌汁・ご飯」の授業の用意になるのだと思います。

国語を例にしたので、国語の場合で書いてみたいと思います。

国語の場合、私は、以下の三つのことを考えることにしています。
① まず、音読をどのように取り入れるか?
② キーワードをもとに、子どもの作業や発問を考える
③ 何をノートに書かせるかを考える

たとえば、今日の国語の授業では、
① 音読は、教師の後を追う読み方で!その後、日直に教師の代わりをさせてみる。
② キーワードは、「むねがぐぐっとあつくなった」。
  発問は、「あなたは胸があつくなったことはありますか?」
③書かせるのは、「胸があつくなった」を使った短文。また、その交流。

この程度のことを考えておく。

そして、この程度で、授業にのぞむ。

だが、この程度のこともまならない日もある。
そこで、力を発揮するのが、①の時間だ。
学校までの通勤時間。現在、35分程度だが、車を運転しながら、その日の一日を考える。
「えっと、算数は、あれをやるから、あれを準備して・・・」といった具合にだ。

その場合も、やはり、
①②③のイメージが基本となる。

こんな日々を繰り返しながら、現場で日々を乗り切っている。
それが、私の「味噌汁・ご飯」の授業のイメージだ。

ですが、当然、もっと、時間をかける授業も一応、あります。、はい。



  

 # by sitoi | 2010-02-20 09:20 | Trackback | Comments(0)
2月18日 再び「味噌汁・ご飯」の授業を考えてみる1
最近、ふと、「味噌汁・ご飯」の授業を考えることがある。
小学校教師は、毎日、5~6時間の授業を持っている。

たとえば、私は、今、3年生を担任している。
空き時間は、ない。
月曜日から金曜日までの授業時間は、以下のようになる。

月曜日  5時間
火曜日  5時間
水曜日  6時間
木曜日  6時間(6時間目はクラブ活動)
金曜日  6時間

6時間授業は、終わるのが、15:25。子ども達を帰し、教室の整理をして、職員室に戻ると、16:00。
休み時間は、子ども達の宿題の丸つけ、ノート整理などに追われることになる。
したがって、駆け足で、コピーしたり、印刷したりといった感じで、教材研究などができる時間は存在しない。

これは、私に限ったことではなく、現場の教師のほとんど(違う場合もあるかもしれない)が、このような毎日を送っているのだと思う。

つまり、教材研究ができる時間は、以下の三つの時間しか、存在しない。

① 始業時間までの朝の時間
② 職員室に戻った16:00以降の時間
③ 自宅

この三つの時間帯を効率よく活用し、教材研究、授業の準備を行うしかないのである。

普通で考えれば、②の時間帯が一番活用できるのではないかと思われるかもしれないが、実は、そうでもない。なぜかと言えば、この時間帯には会議が入ってくるのである。
全体会議がない場合でも、学年の先生方との学年会は欠かせない。
また、学年会がない場合でも、学年内の交流は必要だ。
「今日、こんなことがあったのよ」
「あの子の最近のようすは・・・」
といった子ども達の交流は、明日からの指導に必要な情報となる。
時として、ことのような指導は、授業以上に大切なものとなるからだ。

私に限って言えば、実は、②の時間帯では、ほとんど教材研究をしない。
私が職員室で行うのは、学年の先生方との交流と、事務仕事である。
そう、担任には、雑多な事務的な仕事も任されているのである。
このような仕事は、子ども達の目に触れてはいけない場合もあるので、職員室で行う。

で、こういう仕事をしていると、アッという間に、17:30あたりになるのである。
私は、基本的に、このあたりの時間帯で、帰ることを心がけている。
教育実習生を受け入れていた一ヶ月でも、基本的には、この時間帯で終わりにしていたし、それで、全て、問題はなかったように思う。

残された時間は、①と③だ。
この時間帯で、私は、「味噌汁・ご飯」の授業の準備を行うことになる。
 ★
 京都の著名な実践家である糸井先生が、自分の日常授業を明らかにされている。
 これは貴重な提案である。
 提案は、3つ。
 1つは、教材研究ができる時間帯を明らかにされている。
 2つめは、具体的な教材研究である。
 やはり、単元全体の授業プランを立てるところから始まっている。
 3つめは、具体的な1時間の国語授業づくりを明らかにされている。
 3つだ。音読をどう取り入れるか、キーワードをもとに作業と発問を考える、
何をノートに書かせるか。
 やはり、そうかという感想である。
 もっともっと明らかにできれば、若い先生達が追試できるようになる。
 ★
 糸井登先生、池田修先生が推進されている「明日の教室」では、4月24日(土)に、この「味噌汁・ご飯」授業をテーマにあげる。
 私が提案である。
 さて、どうなることやらと思案している。
 
 
 

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