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「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」の再版について

   第一作の本である「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」(学事出版)の絶版が続いていた。

 再版はないのかという要望が続いていて、どうにかならないものかと思っていた。アマゾンでは、1万円前後のプレミアがついていて、困ったものであった。

 出版業界は、大変な状況であり、しばしの要望では再版はできない。

 そこで今回、思い切って自費で、200部限定で再版することにした。

 来週には完成し、学事出版で買うことができる。

 

 この本は、私の一作目の本で、愛着のあるものである。

 こんな内容が、ほんとうに世に問うものになるのかと、恐る恐る出したものである。

 この中で、初めて「3・7・30の法則」を提起している。

 少し古くなっている内容も確かにある。

 あれから7年目なのだ。

 しかし、以前として大事な問題も提起していると思っている。

 どうぞ、読んでいただきたい。

 ★

 この本を出したときの書評で、ブログに次のようなことが書かれたことがあった。

 「いやいや、おもしろい」と唸ったものである。

 この時の書評は、お気に入りにいれて保存している。

 ここで貼り付けておきたい。読んでみてほしい。

 

 困難な現場を生き抜く教師の仕事術(学事出版)野中信行著

2006-01-14 00:06:07 | 教育書
2003年末に初版発行だから、私なんかがブログで戯言をぼやく1年も前にこんなテキストが公表されていたのだ。
感嘆するしかない。
読みやすく、もったいないことに、あっという間の2時間半で読了。
(ああ、他の読みかけの本が傍らに積まれているのに・・・。浮気だなぁ。)
ただ、教育者でないと、様々な状況が想像しにくく、このスピードでは読めないだろうな、とは驕りだが思った。

さて、表題(「教師の仕事術」)とは裏腹に、意外に「仕事術」なるハウツーは(私的には)心構え程度である。
「3、7、30の法則」なんて、当たり前すぎるし、そんなに紙面を要していない。
「学級経営論」も書かれているが、現状認識に直結しており、そこだけ取り出すことができない内容になっている。
もちろん、初任者レベル、困難校で青息吐息の人には、いい処方せんかもしれない。

私としては、それよりも、現場からの「教育施策批判」となっている点と、そこを生き抜くための「クールな思考を推奨している点」を賞賛したい。
また、様々な児童論を、多種な書籍の引用を用いつつ、著者なりの持論に仕上げている点はよいと感じた。
しかも、「減っていないんですよ学級崩壊」「児童変貌論」「教師は、聖職者か労働者か?」「変わりゆく教育の<現場>」「ひたすらつっ走る文科省」「特異性を見つけようとするマスコミ報道」などなど、各章のタイトルだけでもわかるが、現在の教育現場視点での「問題点の語り」が多く、現場人の私としては溜飲がおりる。
おおまかに言って、私の主張とほぼ同意、同系列である。
違いと言えば、私なんかよりも遥かに経験があり、それだけ今までに蓄積してきた「教育現場の変容」への知識が豊富であること。
これはでかいと感じた。

この手のものが普及しないのは、新しさがないからかもしれない。
この本もあと5年もすると時流に合わなくなるのかもしれない。
現在の現場をスライスして見せたという感が抜けない。
ここで、教材批判を加えたり、教育論に走ったりすると息が長い本になるのかもしれないが、そんなことは著者は百も承知で、読者へは余計なお世話なのだろうか?
「教育はサービス業ではなく、社会機構の必須機関である。」というようなことを、どこかのブログで読んだが、そうならば、こういった書籍は一般的に読まれるようになって欲しいものだ。

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コメント

 野中さん、こんにちは。
 山口県の中村健一です。

 『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』の再版、おめでとうございます!

 と思ったら、自費なんですね!?
 かなり驚いています。

 私の身近にも野中さんの『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』を欲しがっている若手がたくさんいます。みんな、手に入れたくて仕方ないのですが、手に入らないらしくて。でも、さすがにアマゾンの1万円には手がでない様子です。

 今、学事出版のホームページを開いたら、まだ、入手は不可能なようです。でも、可能になり次第、欲しがっている若手の分を押さえたいと思っています。
 
 何よりも私自身が野中さんの著作の中で『困難な現場を生き抜く教師の仕事術』が一番好きですからね。あんなに熱心に読んだ教育書はありません。若手にぜひ読んで欲しいです。だから、若手にプレゼントしたいです。

 やっぱり第一作には、その著者の全てがこめられている気がします。書き惜しみしませんからね。

 私の『73のネタ大放出!』もそうです。まさに「大放出」しています。
 もちろん、「大放出」した中身は、野中さんと私では、天と地との差がありますが・・・(笑)。でも、中身はないけど、私も「大放出」しました。あれだけ、中身の濃い野中さんが「大放出」した第一作は、絶対に読むべきだと思います。

 ということで。いつもながら、まとまりません。
 でも、絶対に若手は読むべきだし、私も可能な限り、若手にプレゼントしたいです。

 いやいや、熱い思いで書いたつもりが、本当にまとまりがなくなってしまった・・・。

 野中さん、ブログを汚して、ごめんなさい。
 でも、野中さんの第一作を若手に読んで欲しかったのです。
 お許しくださいね。

            中村 ケニチ

投稿: 中村ケニチ | 2010年1月26日 (火) 20時35分

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