« さよならを繰り返して | トップページ | やはり、褒めること、認めることが、子供を育てていく »

「ごちそう」授業づくりから「味噌汁・ご飯」授業づくりへの転換を!

  相模原野口塾に参加した。

 会場びっしりと椅子が並べられて、大入り満員。80名ほどの人たちであった。

 断った人たちも何人もあったとのことで、まさに盛況。

 北は北海道から秋田、新潟、南は、愛媛、岡山など。

 私の知り合いの先生も何人もいて、うれしい再会であった。

 終わってからの懇親会に残った人たちも39名。これもすごい人数であった。

 野口芳宏先生も、相変わらず元気で、野口節は冴え渡っていた。

 模擬授業「あとかくしの雪」は、最高におもしろかった。

 一度どこかで読んでいたのではあったが、これを授業として扱われたのは初めての経験であった。

 横藤雅人先生もまた、北海道から参加されていた。

 ほんとうなら私が受け持つ講座をもってもらった。

 「織物モデルの教育論<縦糸・横糸で織りなす学級経営>」

 縦糸・横糸の提唱者である。

 みごとな提案であった。

 横藤先生とは、その後二次会、三次会と話し続け、横藤先生が泊まっている八王子のホテルに私も泊まった。

 ★

 私も1講座持たせてもらった。

 「野中流『味噌汁・ご飯』授業」である。

 講座の最初は、インターネットで検索した「中部電力・学校の先生向け情報・有田和正の授業力アップ術入門」を引用した。

 有田先生の授業の定義である。

「授業は、『これだけは何としても教えたい』という内容を、『学びたい、調べたい、追究したい』というものに転化することである。

 教師の何としても教えたいもの(ねらい)を、子どもが、学びたいと思い、学ばなければ授業とはいえない」

 うんうんと頷ける定義であろう。

 そのために、教材研究をするには、「何を教えたらよいか」そのエネルギーをつかむことが必要。

 1 教科書最低20回読む。

 2 参考資料を読む、指導書も読む。

 3 1つの資料に20冊から30冊の本を読んでいく。

 有田先生は、このようにして教材研究をされていたのだと、よく分かる内容である。

 このように教材研究をして、1つの授業を作り上げていく。

 教師が授業の力量をつけていくには、どうしても必要である。

 

 これは、「ごちそう」授業をつくるための方法である。

 「これだけは教えたい」内容があり、それを深い教材研究のもとに、子供が「学びたい、調べたい、追究したい」という意欲に転化していける授業づくりである。

 でも、普通の教師は、1年間に数時間、このような追究ができるかどうか。

 それよりもなによりも、1000時間ほどの「日常授業」をしている。

 有田先生の授業の定義は、この「日常授業」を含めたものではない。

 その定義は、日常授業は授業ではないと、言うことになる。

 ★

 私は、この日常授業もまた、授業として定義したい。

 それを「味噌汁・ご飯」授業として命名している。

 だから、1000時間ほどの「日常授業」の上に、数時間ほどの「ごちそう」授業が乗っかっていく。

 それが、普通の教師の1年間の授業であろう。

 ★

 いま、この「日常授業」がとても危機に瀕している。

 およそ「味噌汁・ご飯」授業にならない。

 どんな授業をしているのか?

 「その日暮らし」授業をしている。埋め草のように授業は進む。

 ・授業時間があるから授業をしている。

 ・先生が思いつきで発問し、数人の子供が答える。それで先に進む。

 ・発問なのか、指示なのか、説明なのか、はっきりしないまま授業は進む。

 こんな感じだ。

 ★

 こういう問題提起をしながら、「味噌汁・ご飯」授業を提起していった。

 ただ、この提起も1つの試案にしか過ぎない。

 現場の先生達に、実践をしてもらわなくてはならない。

 ただ、強調しておきたいのは、今まで「ごちそう」授業づくりに盛んに勢力を使ってきたそのベクトルの方向を、「日常授業」の方へ振り向けていくこと。

 「その日暮らし」授業を改革していこうという方向を現場の中心に据えていくことだと、考える。

 

 

 

|
|

« さよならを繰り返して | トップページ | やはり、褒めること、認めることが、子供を育てていく »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/47327596

この記事へのトラックバック一覧です: 「ごちそう」授業づくりから「味噌汁・ご飯」授業づくりへの転換を!:

« さよならを繰り返して | トップページ | やはり、褒めること、認めることが、子供を育てていく »