« またまた、「説明」についてです | トップページ | 感心した「学級通信」 »

結婚は、してもしなくてもいい 70%

  内閣府が5日付で「男女共同参画社会に関する世論調査」の結果を発表した。

 「子供を持つ必要がない」という回答は、男性が38.7%、女性が46.5%と半数近くにのぼった。

 また、「結婚は個人の自由だから、してもしなくてもどちらでもよい」との回答は、前回より4.9ポイント増えて、70.0%。

 こういう結果に、マスコミはあまり騒いでいない。

 私たちも、「そんなものか」「まあ、そんなものだろうなあ」という感じで過ぎていこうとしている。

 しかし、冷静に考えてみると、これは大変なことだと思う。

 ★

 たまたま、大前研一のニュースの視点を読んでいたら、次のような記事に目にした。大前も、深刻に捉えているのだ。

 5日、内閣府が発表した世論調査の結果によると、「結婚は個人の
 自由だから結婚してもしなくてもどちらでもいい」と答える人が
 70%にのぼることが分かりました。

 また、「結婚しても必ずしも子供を持つ必要がない」との問いには
 42.8%が賛成と答え、平成4年の調査開始以来、過去最高となりま
 した。

 一般の新聞紙面上でも取り上げられていたニュースですが、その
 論調は少し能天気過ぎると私は感じました。

 これまでも出生率の低下に関連するニュースは度々報道されていま
 したが、「結婚はしてもしなくてもいい」という回答が70%を占め
 るという今回の結果は衝撃的です。

 私は世界の様々な国を見てきましたが、こんな国は見たことがあり
 ません。「価値観の多様化」というような表現で片付けられる問題で
 はないと思います。

 これは、親・学校を通じた日本の教育の結果です。家族・人類を
 維持していくためにはどういうことが必要なのか、家族の愛情は
 どれほど重要なものなのか、という「価値観」について日本は教育
 できていないということだと思います。

 このままでは、日本は「国家」を形成できなくなる危険性すら感じ
 ます。

 かつて魯迅は日本を訪れた際の感想として、「中国人は砂のように
 サラサラしているのに対して、日本人は米のようだ」という趣旨の
 ことを記録として残しています。

 当時の日本人という民族は、「非常に人と人の結びつきが強かった」
 ということでしょうが、残念ながら今の日本人にその面影はありま
 せん。

 おそらく世界の国で同じような調査を行ったとしても、この日本の
 数字の半分にも届かない結果になると私は想像します。唯一、日本
 に近い結果が出る可能性があるのは韓国ですが、それでも日本には
 遠く及ばないでしょう。

 今回の結果は常識では考えられないレベルの数字であり、国家は
 将来についての危険性を真剣に感じ取るべきだと思います。

 ★

 この認識が、さまざまな国の現状を見てきている大前の認識だ。

 私たちが危機意識を持てない現状が、それこそが大きな危機だと思う。

「これは、親・学校を通じた日本の教育の結果です。家族・人類を維持していくためにはどういうことが必要なのか、家族の愛情はどれほど重要なものなのか、という『価値観』について日本は教育できていないということだと思います」

 確かに、大前が言う「価値観」を子供達に持たせることに失敗している。

 だが、この現状を未来へ向けてどうしていけばいいか、と考えたとき、呆然となるのは私だけであろうか。

|
|

« またまた、「説明」についてです | トップページ | 感心した「学級通信」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/46999810

この記事へのトラックバック一覧です: 結婚は、してもしなくてもいい 70%:

« またまた、「説明」についてです | トップページ | 感心した「学級通信」 »