野口塾で「味噌汁・ご飯」授業を提案することになった!
「味噌汁・ご飯」授業の提案を1月16日(土)の神奈川県相模原での「野口塾」でさせてもらうことになった。
題して「野中流『味噌汁・ご飯」の授業~基礎基本10か条を身につけた授業~」
である。
先日の横浜の講座で提案したことを更に深めて、提案させてもらうことになる。
しかし、野口塾で、こんな提案をしてもいいのであろうか?
「野中先生、その提案はあまりにも軽すぎる!」と、野口芳宏先生から叱られることを覚悟して、提案することになる。(笑)
そんなことを言っていたら、京都の糸井先生から、ぜひ京都の「明日の教室」
で提案をしてほしい、議論したいということになった。
京都では、徹底した議論を巻き起こしたいと思っている。
だから、4月に京都でも、提案する予定である。
これはおもしろくなるぞ、とわくわくしている。
★
いずれ、もっとくわしく「味噌汁・ご飯」授業を提案していくことになるが、これは、決して物珍しい授業ではない。
普通の、極めて地味な授業である。
「ごちそう」の授業ではない。
ここで、ちょっとことわっておくが、私は「ごちそう」授業を批判しているのではないことである。
ときどきは、「ごちそう」授業が必要である。
目を輝かし、子供達が感動する「ごちそう」授業から、子供達が得るものははかりしれないものである。
私だって、「ごちそう」授業を追求してきたことがある。
絶対に必要である。
私がここで提案しているのは、その授業とは、位相を違えている。
現実的に、誰でもが普段日常的にやっている授業のことである。
でも、その日常の授業は、あまりにも無惨ではないか。
そこで、「もっと日常に耐えられる授業をやろうよ」という提案である。
★
しかし、ここで一つだけ言っておきたいのは、この「味噌汁・ご飯」授業をきちんと成立させていくには、その授業と同時進行で、クラスの子供達に「学習のしつけ」をしていかなくてはならない、ことについてである。
「学習のしつけ」とは、きちんとした授業を成立させていくための基盤づくりである。
これが分かっていない先生達が多い。
もちろん、初任の先生達は分かっていない。
若手の先生達も、分かっていない。
ベテランの先生達も、いい加減にしている人たちはいっぱいいる。
「『味噌汁・ご飯』授業を実践して、うまくいきませんでした」と言う先生達は、きまってこの「学習のしつけ」がうまくできていない。
その授業だけをやって、そんなにうまくいくはずはないのである。
これは、どんな授業でもそうだ。
★
授業の名人先生、達人先生たちは、決まってこの「学習のしつけ」づくりが上手である。
学期が始まって、4月、5月、6月の3ヶ月の間に、しっかりと「学習のしつけ」をされる。
この場面は、目に付かない。企業秘密にしていることが多々ある。
そうなのである。
私は、もっとその場面を文字にして伝えてるべきだと思ってきたが、このしつけの場面は、できるならば目に付かない方がいいと思われるのではないかと思う。
ベテランの先生達だって、(私でも)この「学習のしつけ」はしてきている。
でも、名人の先生達と違うのは、厳しさとその徹底さである。
私たちは、甘い。
我々が同じようにやれば、猛烈に子供達から反発を食らうだろう。
そこがうまいのである。
私たち普通の教師は、まねできない。
だから、まねしないがいい。(笑)
★
普通の教師達が行う「学習のしつけ」は、次のように考えればいい。(小学校の場合)
1 学習に必要な持ち物管理のしつけ
①ふでばこ指導
②下敷き指導
③教科書、ノート指導
④道具箱指導 など
2 学習中のしつけ
①話の聞き方
②発言の仕方
③ノートの書き方指導 など
3 家庭にお願いするしつけ
①ふでばこ
②道具箱
③ノート など
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