横浜の講座が終わった
横浜の講座が終わった。
遠く石川から飛行機で駆けつけてくださったり、長野、埼玉、名古屋、東京などからも駆けつけてくださったりした。
ありがとうございます。
3つの提案であった。
第1講座 学級経営を成功させる教師と子供との関係づくりのコツ
第2講座 学級づくりを豊かにする4つのコツ
第3講座 授業は、この基礎技術を身につけよ
第3講座で、「味噌汁・ご飯」の授業を提起した。
大旨好評で、ありがたいことであった。
もう少し考えて、次にも提案を考えたいと思う。
★
現在初任者担当をしている音楽専科の先生や、先日示範授業をしたクラスの先生も見えていた。
示範授業をしたのは、2年生国語「おおきくなあれ」という光村の上の詩である。
以前、すでに勉強している。
今回、担任の先生の要望で、この詩をもう一度扱った。
本時の目標は、繰り返しの音読を通して、暗唱をするというものだ。
追い読み、交代読み、タケノコ読み、一人読み、起立読みをテンポ良く行った。
そして、黒板に貼り付けた拡大紙を半分に折った。起立して読ませた。
それから、もう少し折って、一字だけを見えるようして読ませた。
暗唱までもう少しだ。
一人読みは、個別評定を取り入れた。
評定基準は、1つだけ。
「教室のみんなに聞こえる声を出すこと」
全員合格だった。大合格の子供も何人もいた。
担任の先生に言わせれば、「なかなか教室のみんなに聞こえない声の子もいました」ということだった。
ところが、全員合格だ。
これは、個別評定を入れた結果である。
もちろん、明日になれば元に戻るけれども、繰り返しこうして個別評定を入れていくことによって、きちんとした声になっていくわけである。
私は、昨日の講座では、何度も個別評定を授業に取り入れていくことを強調した。
★
低学年で学級崩壊をしていく先生の場合、活動や作業を多くやらせているが、ほとんどがやりっぱなしや機械的な丸つけに終わっている場合が多くある。
このブログで、何度も書いたことであるが、低学年は、「その場主義者」だから活動や作業は、その場で勝負しなければいけない。
その場で、「これは素晴らしいね」「ここは天才的!」…というような言葉を付け加えながら、丸付けをしたり、合格の印を押したりすることによって、子供の心にぐっと入っていくのである。
ところが、多くの先生達が、放課後の時間に丸付けをし、3日後や1週間後に子供に配布するということをされている。
これでは、子供の心に入らない。
通過していくだけだ。
しかし、「授業中に丸付けをしたり、合格にしたり、というのは忙しくて無理ですね」と言われる。
それは、丸付けの時間を授業の中に組み込んでいないためである。
最初から、授業の外で処理するように決めているからできないのである。
授業の仕組みが、そのようになっていないわけだ。
ということになる。
それではいつまで経っても、変わらない。
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