「ぶらっしゅあっぷ 教師力」創刊号
「ぶらっしゅあっぷ 教師力」(2009年10月-11月/創刊号)が送られてきた。
編集代表が堀裕嗣さんである。
第一特集では「教師力とは何か~現場人が提案する3つのモデル」で、織物モデル(横藤雅人)、町医者モデル(石川晋)、教師力ピラミッド(堀裕嗣)が、書かれている。
第二特集では、授業力を高める3つのポイントで、加藤恭子さん、高橋正一さん、南山潤司さん、森寛さんが書かれている。
連載は、教師力を磨く5つの連載ということで、特別支援(梶倫之)、学級づくり(野中信行)、学び合い(赤坂真二)、職員室(横藤雅人)、チーム力(堀裕嗣)
という内容である。
編集後記は、次のように書かれている。
「私は同人誌を立ち上げるたびに、『現場からの発信』『北からの風』を旗印に掲げた。現場を知らない者の実践論は退ける、そして出来得れば、「北からの風」を起こしたいと願ったからである。
今回も相も変わらずこの二つを旗として掲げた。今回は「研究集団ことのは」の機関誌ではない。新卒から定年退職した教師まで所属する、おそらくは百人近い教師のネットワークの機関誌である。これまでとは責任の大きさが異なる。
編集方針には<提案性>のみを掲げようと思う。いかなる人にもおもねることなく、自分自身が<提案性>と信じた教師・研究者のみ原稿を依頼し、その評価を一身に受けようと思う。決意も新たに、志高く、編集に向かおうと思っている。
読者の皆さんにも、この『ぶらっしゅあっぷ教師力』をご愛顧いただければ幸いである」
私は、今まで北海道から出されてくる「実践研究ことのは」や「教室百景まほろば」を読んできた。(「まほろば」には、私自身も書いてきた)
また、今までの「ぶらっしゅ・あっぷ指導力」(9号で終刊)にも原稿を寄せてきた。
堀さんたちの国語実践研究「ことのは」(今は休刊中)には、強く感じ入ったものである。明治図書の国語教育の雑誌よりもはるかにレベルが高いと思った。
手作りで、提案性を強調して作られている。
私も、その志に感動して、ずっと関わりを持っている。
いつも始まりは、ささやかな志から始まる。
今回の「ぶらっしゅあっぷ教師力」も、志高く始まっている。これからに期待したい。
購読の申し込みについては、次に連絡してほしい。
藤原友和【ふじわら・ともかず】
URL http://www.bbweb-arena.com/users/t-fuji52/
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