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保護者クレーム対応6か条、子供トラブル対応5か条

  授業づくりネットワークのメールマガジンで、若手の先生のお悩み相談をしている。

 お悩みの相談原稿をもらい、それに私の回答を書いていく。

 授業づくりネットワークの会員ではないが、雑誌原稿、講座、お悩み相談などずいぶん授業づくりネットワークには、貢献していることになる。(笑)

 友人たちも、数多くいる。

 このネットワークが好きなのは、違う考え、意見に積極的に学んでいこうという組織論理が鮮明であること。

 私などの考えは、いまネットワークで進めておられる方向とは、ずいぶん違う。

 それでも、私を呼んでもらえるということは、意気に感じることである。

 意見が違うということ、考えが違うということ。

 こんなことはたいしたことではない。違って当たり前である。

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 若い頃から、違う職種の人たちと付き合いたいと心がけてきた。

 教師だけで群れる、そういう習慣をやめたいと思ってきた。

 今でも、付き合いが長いのは、保護者だったお父さん、家が近くだったお父さん、事務職のSさん、用務員のYさんなどである。

 旅行仲間の4人も、みんな職種が違った。

 そういう人たちから学んだことは計り知れない。

 そして、私の棺桶は、それぞれ違う職種の人に持ってもらいたいと願っていた。(笑)

 でも、考えてみれば、付き合いが長い人たちは、ほとんど私より年配である。

 ★

 脱線してしまった。元へ戻そう。

 相談原稿についてである。

 もう15回目を迎える。

 これらの相談では、自分なりにまとめてきたものがとても役立つ。

 今回は、保護者からのクレームへの対応6か条、子供のトラブル解決の鉄則5か条である。

 このことは知っておくだけでも、ずいぶん役立つ。

 <保護者からのクレーム対応6か条>

 1 初期対応が最も大切だと心得よ

 2 保護者からの苦情には、電話で絶対対応しないこと。面と向かって

   話し合え

 3 とりあえずあやまること

 4 話をよく聞くこと

 5 苦情に対して、心から同情を示すこと

 6 感謝の気持ちを表すこと

 このことについては、明治図書の心得術60に書いた。それを参照してほしい。

 技術的であるという批判はある。「誠意をもって対応すれば、相手は分かってくれる。こんな技術的な対応には反対だ」という意見である。

 こんな経験的なことをいつまでも言っているから、失敗する。さらに保護者を逆上させることがある。

 このクレーム対応は、企業クレームへの対応から学んだものを取り入れている。

 <子供のトラブル解決の鉄則5か条>

 1 トラブルの関係者を別々に呼ぶこと

 2 最初に伝えよ

  「最初にうそをつくと、次から次にうそをつかなくてはならず、大変です。やったことはやったと正直に言った方が絶対に良いです。先生はあなたが正直に言ってくれることを信じています」

 3 理由ではなく、状況に注目

  「どうしてそんなことをしたの?」という理由を聞き出すことではない。いつ、どこで、誰が、誰と、どのような理由でトラブルになったのかを正確に聞き出す。

 4 同情を示すこと

  きちんと話を聞き、「あなたがそこで怒ったことは分かります」と理解と同情を示すこと。一方的に叱らない。

 5、けんか両成敗で決着

  問題が明らかになったところで、双方を呼び決着。

 

 

 

 

 

 

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