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大鳥小学校での講座について

  4月1日。新しい初任者担当の学校へ行く。横浜市神奈川区のK小学校である。

 大規模校である。その学校には、初任者が3人(といっても、みんな臨任の経験者ばかり)いて、そのうちの1人を指導することになる。また、もう一校の初任者(この人も臨任の経験者)も、私が見ることになる。

 だから、1週間のうちに、2つの学校へそれぞれ一日ずつ行くことになる。

 しかも、もう一校の一人は、音楽専科である。

 校長先生に「私は、音楽の指導はできませんが……」と言ったが、「将来、クラスを持つことにもなるので、いろいろ教えてください」ということになった。

 バスに乗り、電車に乗り、また電車に乗り換えて、K小学校へ行く。1時間ちょっと。

 こういう通勤は、長い教師生活の中でもなかったことである。バスも、電車も、満員。慣れるまでは、大変であるが、仕方がない。こんな生活をしている人は、いっぱいいるのであるから。

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 辞令交付式が終わって、初任者が、学校へ戻ってくるまで待っているはずであったが、時間が迫っていた。

 2時30分を待って、学校からとび出る。ちょうど靴箱のところで、私が担当することになる初任者に出会う。

「3日の日に来ますから、その時に打ち合わせをしましょう」

と、急ぎ次の学校へ向かう。

 3時30分より大鳥小学校で,学級経営について話をすることになっているのだ。10分前に学校へ飛び込む。

 今年は2回目である。4月1日に、私の話を聞いて、1年間の学級作りの方向を模索しようということである。

 テーマは、「『学級をつくる』ための心得術」である。

 こういうことを企画していける校長の英断に感じ入って、ささやかにその「みこし」を担いでいる。

 学校は、めちゃくちゃに忙しい時間になっている。新年度の行事の準備と、会議が押し寄せてきて、こういう話を聞く時間をとることだけでも、大変である。

 そこが校長の覚悟である。何が大切かを、はっきり明示されている。

 この学校の職員集団は、若い先生方を中心に活気があり、個性がある。きっとこの活気が、子供達に伝わっているはずである。

 5時までびっしり。言いたいこと、伝えたいことを思うように伝えられたのだろうか。

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 その後の懇親会も、盛り上がった。

 初任の1人の人が、「野中先生が出された冊子をこうして持っているのです」と見せられた。「4年4組物語」と名付けた冊子である。友人達に配布した私の実践記録であった。15年前ぐらいの実践記録である。私の実践の原型が、この実践記録には載せてあった。

 その初任の人は、私の友人の1人からもらったということである。よくよく取ってあったものである。

 その学校の先生のアンケートの中に、次のようなことがあった。

「昨年、お話をうかがって実践してみました。とてもうまくいきました。学級のシステムがしっかりすることで、小さなトラブルが減り、教師も子供もクリエイティブなことに時間を費やせるようになりました」

 うれしいことである。現場を生きてきた教師が、現場を生きようとする教師達にこのように具体的に伝えることができる喜びである。

   

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コメント

 野中先生、お忙しなか、ご指導ありがとうございました。先生のお話を聞き、それぞれが、縦糸・横糸の視点から自分の学級経営を見つめ直しておりました。
 「先手必勝」今年度も良いスタートが切れました。感謝申し上げます。ありがとうございました。

投稿: 小林 淳一 | 2009年4月 3日 (金) 09時03分

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