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何事にも、ポイントになるところがある

  木曜日は、音楽専科の先生の指導にK小学校へ向かう。

 3年のクラスの授業を午前中見る。

 担任の学級経営の取り組み方が、音楽の授業に表れる。

 1つのクラスは、先週よりも格段に良くなっていた。

 反省会で、音楽専科の先生に言った。

「○組のクラスは、一週間でものすごく変わっていたでしょう。(私も、そう思いましたと同意)どうしてか分かりますか?」

と問いかけた。

 それから「縦糸と横糸」の話をした。

 3年のN先生は、「縦糸の張り方」が見事なのである。外目から見ていても、それはすぐに分かる。

 音楽の授業にも、何度も現れて、だらだらしている子供をピシッと注意する。

 音楽の授業が終わって、並んでいるときも一喝。

「いつまでおしゃべりをしているのだ。こんなことで時間をかけるな!」

 完全に、縦糸の張り方を意識して取り組んでいることが分かる。(N先生は、縦糸なんかは知らないのだが)

 クラスも、ぐんぐん良くなっていることがよく分かる。

 ★

 そろそろ「3・7・30の法則」の「30」が終わってしまう。

 この1ヶ月をどのように過ごされたのだろうか。

 伝え聞いたことがあるが、この1ヶ月が終わると、それまでの取り組みを終えてしまう先生がいる。

 「どうしてだ?」と聞くと、「だって、野中先生の3・7・30の法則は、1ヶ月で終わりになると書かれてありますから」と言うこと。

 このように理解する先生もいる。

 1ヶ月でうまく習得できないことは、引き続き継続して取り組まねばならないのだ。

 特に、掃除と給食は、要注意。

 ★

 1年生の先生のクラスは、給食を食べ終わってから、子供達がウロウロすることに悩んでいた。

 そのことの反省で、その先生と話した。

「先生は、どうして男の子達が給食を食べ終えてからウロウロし始めているのか分かりますか?その原因はどこにあるのか、分かりますか?」

 その先生は分からなかった。

「問題は、食べ終えた後の食器の片付けかたですよ。今のように、食べ終えた子供から随時片付けていく方法は、うろうろしていくことを増長させていきます。そこを変えて行かなくては、毎回同じようなことが続いていくことになりますよ」

 給食のポイントは、片付けにあるのだ。ここを知っておかなくてはならない。

 低学年、中学年は特に「ごちそうさま」をするまでは、机から立ち上がるようにさせないことが肝心である。

 「ごちそうさま」をしてからは、班の中で片付けの分担を決めておき、それに従って片付けさせた方がいい。

 先生は、片付けるところに必ずいて、うまくできないところは、もう一度仕切り直しである。

 牛乳のストローやストローの袋が散乱しているクラスがある。

 1年のその先生のクラスも散乱している。

 この片付け方が問題なのである。

 ★

 困っていることには、必ず原因がある。

 それを早く探すことだ。思い込みで、その事実を見てはならない。

 「なぜ、こうなるのだろう?」「どうしてこういう行動をとるのだろう?」「どうしたらいいだろう?」という問いかけを常にしていくこと。

 現場を生き抜くとは、こういう問いかけを始終続けることである。

 

 

 

 

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