九州の佐賀へ帰ってきました
母が、骨折で入院したために、九州の佐賀へ帰った。
この時期に帰るのは、初めてである。関東は、この冬初めての寒さに見舞われていたらしいが、佐賀は、もう春の匂いに包まれていた。持って行ったコートがいらないほどの暖かさであった。
88才の米寿を迎える母は、今まで一人暮らしであった。入院するということは、今まで一度もすることなく、元気に暮らしてきたのだが、股関節のところで、3本の骨折が見つかった。
しばらくリハビリをしながら、入院生活になるのだが、もう一人暮らしはできない。
これからのことを考えなければいけないのである。
さてさて、これからが大変である。
★
往復の飛行機で、諏訪哲二さんの「学力とは何か」(洋泉社新書)「自己チュー親子」(中公新書ラクレ)を読んだ。
諏訪さんは、退職されてもう7年を経過されているのだが、相変わらず旺盛な仕事ぶりである。
すごいなあと感嘆しながら読み進んだ。
特に、「自己チュー親子」は、「オレ様化する子どもたち」をさらに深めておられて、これは簡単に読み進めないなと思いつつ、一気に読み終えた。
今回は、「個人」と「自己」という概念を提出して、問題をもつ若者達を分析して見せた手並みは、なるほど、なるほどと思わせるものであった。
もう一度、丁寧に読まなくてはならない本である。
★
久しぶりの晴れ。のどかな朝である。思い立って、歩いて佐賀駅へ向かう。
佐賀城の周辺と、小学校の頃過ごした周辺を通りながら、駅へ向かう。
50年前に、この周辺を遊び回っていたなあと思いつつ、その変わり果てた街並みをとぼとぼと歩く。
小さい頃、あれほど広く思えた街並みや川が、小さく小さくまとまっている。
変わらないのは、大きな楠の木。
ちょっと触りながら挨拶。「こんにちは、さようなら」
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「自己流」で身に付けた力量で対応できなくなっている!(2019.03.16)
- 『教師1年目の教科書』が重版になる!(2019.03.13)
- 再び横浜野口塾のお知らせです(2019.03.10)
- つれづれなるままに~飛行機ができてきた~(2019.03.09)
- 『教師1年目の教科書』(学陽書房)が発売される(2019.03.05)
コメント