« 「中1ギャップ」という問題 | トップページ | 「若い教師のための読書術」を読んで »

雨の日の過ごし方と歩数計

 恥ずかしい話だが、私は、最初、初任者担当の仕事をしながら、時間の使い方に戸惑っていた。

 それまでは、分刻みの生活をしていたのである。

 それが、一気に有り余る時間になった。

 初任者の授業を見て、それに感想と助言をする。それが終われば、放課後の時間は、解放される。担任を持っていたときならば、する仕事は無限にあるのである。ところが、とりあえず何もない。これには困った。自分の身の置き所がないのである。

 こういうことが退職したということなのだと思った。

 そういうときに、具志堅幸司さんの講演を伝え聞いた。

 具志堅さんとは、1984年のロサンゼルスオリンピックで吊り輪、個人総合で金メダルを取った人である。

 具志堅さんは、大会を控えた練習中にひどい足のねんざで入院して、もはや絶望的な状況の時があった。

 その時思いついたことは、足はダメでも、上半身は何ともないではないか。それなら、上半身を鍛えるのだ。そして、上半身を鍛えに鍛えて、足の回復を待ったという話である。

 そのおかげで、見事に復帰することができたという。

 なるほど、なるほど。雨が降った日は、雨の日に合わせて、その時にできることをやればいいのである。

 ★

 その話を聞いて、考え方を変える必要があると思った。

 今までにない時間の余裕を持ったのだ。これを有効に使わない手はない。

 そこで、ポケット入れるだけでカウントしてくれる歩数計を買った。

 一日必ず1万歩を歩くことに挑戦しようと考えたのである。

 1万歩とは、1時間30分ほど歩くことになる。

 担任をしているときには、1日に1万六千歩ぐらい歩いていて、歩くことへの思いは関係なかった。しかし、退職して、そうはいかない。

 だから、学校でちょっとした時間の余裕ができたら、座っていないで、体育館や理科室などへ行って、せっせと歩くことにした。

 どんな時も、1万歩を越えるのである。

 雨の日は、自分の家を熊のように歩き回る。そして、1万歩にする。

 ★

 考え方を変えること。雨の日は、雨の日の過ごし方があるということ。

 カウントしてくれる歩数計。

 この2つが、私の退職後の生活を大きく変えてくれたことになる。

|
|

« 「中1ギャップ」という問題 | トップページ | 「若い教師のための読書術」を読んで »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

野中先生
ブログいつもおもしろいです。
共感することばかりです。

ここで書くことではないのですが、
すみません。

先生にメールを送ったのですが、上手く届きません・・・。
ちょっと見ていただきたいものがあるのですが・・。
どうしてらよいでしょうか???
すみません。

投稿: 岡山 松森 | 2009年3月21日 (土) 11時09分

野中先生へ

わたしも1月からメールを3通お送りしたのですが、
届いていますでしょうか?
なんだか届いていないような気がしています。。。
iwai

投稿: iwai | 2009年3月23日 (月) 22時59分

 岡山の松森さんは届きました。
 iwaiさんは、届いておりません。
 もしかしたら、迷惑メールで処理したのかもしれません。ごめんなさい。もう一度、出してください。

投稿: 野中信行 | 2009年3月24日 (火) 22時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/44406245

この記事へのトラックバック一覧です: 雨の日の過ごし方と歩数計:

« 「中1ギャップ」という問題 | トップページ | 「若い教師のための読書術」を読んで »