あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。関東は、天候に恵まれて、きっと初日の出は素晴らしかったのではないだろうか。
退職して、ゆっくりした正月を迎えられるかなと思っていたが、そうはいかなかった。暮れから原稿書きに追われている。
私の部屋から二階の六畳の部屋に移動して、そこで終日籠もりっきりで原稿書きである。
11月の明日の教室で、糸井さんや池田さんから「野中先生には、難しい課題を振っておきましたので、よろしくお願いします」(笑)と言われていたが、それは冗談だと思っていた。
今年の春に出版される学級経営の本(全5冊)<明日の教室シリーズ>である。糸井さんや池田さんが編者である。多くの方が、書き手として加わっているらしい。
出版社から原稿依頼が送られてきた。見ると、大変である。本の構成が凝っている。課題が大変である。私は、16の課題を書かなくてはいけない。締め切りは、1月24日である。
退職で、さまざまな資料を処分してしまっている。これが手痛い。
何とかしなくては思い、苦労に苦労を重ねている。もはやできることをするだけである。
★
年賀状がどっさりと送られてきた。
その賀状の中に、1枚だけ入っていた。びっくりした。読んで、舞い上がるような気持ちになった。
私のクラスで、ずっと不登校になっていた子供からの年賀状であった。
私は、その子が、小学、中学の間ずっとはがきや賀状は出し続けていたが、何の返事も来なかった。それは、それで仕方がないことであった。
ところが、ところがである。
「お久しぶりです。こんにちは」で始まり、「さんざんお世話になりましたが、こんな私もなんとか、無事高校生になれそうです。今まで心配おかけしてすみませんでした。では。」と結ばれていた。
よかった。彼女の未来が、見えてきたのだ。
宝物のような年賀状であった。私が、ずっとはがきを書き、年賀状を出し続けていたのをきちんと受け止めてくれていたのだ。そう思うと、うれしくて、うれしくて、私は教師だったんだと、改めてそう思う一日であった。
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そんなこんなで、慌ただしく暮れも正月も過ぎていく。
箱根駅伝は、早稲田が東洋に最後に逆転されてしまった。すごい1年生が出てきたものだ。
というテレビをちらちら見ながら、原稿書きにがんばっている。
楽しみは、10時から11時まで読む佐伯泰英の「密命」である。17巻まで読み進んだが、ますますおもしろくなっている。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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