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明治図書本は、6版になりました。ありがとうございます。

  寒い木曜日だった。一日中、冷たい雨が降り続いた。

 出勤の日。1年生の教室で、一日参観し、初任の先生を指導する日である。

 最近、その初任の先生、授業の中で、「一時に一事の原則」をうまく使えるようになっていて、とてもスムーズに授業が進行するようになっている。この効果は大きいと感じる。

 5時間目は、授業参観になっていた。教室は、あふれかえるくらいに保護者が集まり、ぎっしり。算数の授業であった。

 長さの勉強。測るものをさまざまに特定して、それで測っていくという勉強。

 子どもの意見から親指と人差し指で広げた幅で、教室にある5つのものを測ってみようという課題が出されて、子どもたちは意欲的に挑戦していた。

 先生は、黒板の横を測った人を指名し、どのくらいになったか聞いた。

 30,31,32,33,40,……とさまざまに出された。

 先生は、「親指と人差し指の幅がみんなちがうからこのように違ってくるのですね」とまとめて次に行ってしまった。

 放課後の反省会で、私は、「あそこはもっと子どもたちを追い詰めなくてはならないところだね」と助言した。

 普遍単位(1cm)を導き出す前段のところを勉強しているのだ。子どもたちの問題意識をここに集中させておかなければいけないはずである。

 「私なら、あそこで発問をするね」と言って、その時に考えた発問を出した。

「黒板の長さは、誰が測っても長さが決まっているのですか、それとも測る人の違いで決まっていないのですか」

と揺さぶってみたらどうだろう…と。きっと、2つに分かれただろうと思われた。

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 何か慌ただしくばたばた過ごしている。

 26日(月)には、市内のK小学校で、「若手人材育成研修会」(5年次未満の先生達)が開かれ、そこに講師として呼ばれている。周辺の学校からも集まってこられるらしい。

 2年目の先生が、国語の授業をして、それについて話し合いをして、それから私の学級経営についての話を1時間聞きたいという会である。

 最近は、このような学級経営、学級作りがクローズアップされていて、やはりここに問題が集まっているということらしい。

 昨年、明治図書から出した「新卒教師時代を生き抜く心得術60」も、先日6版になった。

 読まれている。ありがたいことである。

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 K先生の実践記録をまとめている。

 まとめながら、途中で立ち止まることがあり、なかなか進まない。

 メールも数多くいただき、是非ともほしいという内容であるが、なかなか進まない。

 なぜ立ち止まっているかというと、その先生の教師としての力量に唸ってしまっているからである。

 横藤先生は、「その先生は、横糸を張ろうと思っておられるが、しかししっかりと縦糸を張っておられる」というような言い方をされていたが、実際にまとめ出してみると、縦糸の張り方がすごいということである。

 その縦糸の張り方の中に、即座に横糸を絡ませていくというやり方がとても巧みであるという印象を受ける。

 これを2,3ヶ月でやり終えられているのだ。

 こんな飛び抜けた力量を持っている先生が、市井の中で目立つこともなく、淡々と仕事を続けておられること(臨任として各学校に勤務されている)。

 今回の記録も、私のところへ送られてこなければ、そのままに埋もれてしまったことになる。

 これはどういうことであろう。

 記録は、A4の紙15枚程度になってしまうであろう。しばし、待っていただきたい。(私のコメントが余計なことだったかと思っているが、ごめんなさい)

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