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ブログ再開します

  B(客)久しぶりですね。また、ブログを再開すると聞いたので、どういう心境か訪ねてきたんですがね。

 A(主)4ヶ月しか経っていないんだけどね。いろいろな方からブログ再開の要を受けたのだが、自分の生活をきちんとするのが先でね。

 B(客)この間に、さまざまなことがあったね。一言言いたくて、うずうずしていんじゃないかな。そうそう、この前の7/26(土)の読売新聞では、大分問題について語っていたじゃないか。和田中だった藤原さん、ヤンキ先生、それからあんたの順番だったから現場教師の代表みたいな形での発だったじゃないかな。

 A(主)そうだね。限られたスペースだから、言いたいことはそんなに言えないよ。でも、今回の大分問題は、教育界に与えた影響は大きかったね。口利きなんかはどこでもやっていたことだろうし、教育界の積もり積もった悪弊がどっと出てきた感じだった。

 B(客)矢野容疑者の子供さんが辞職されて、それを聞いた彼が、子供の将来をつぶしてしまったとうなだれていたというニュースが書かれていたけど、悲しいことだったね。

 A(主)今回逮捕された人たちは、多分教師をしているときは、有能な人たちだったと思うよ。浅利校長の子供さんは、保護者会で、「母にあこがれて教師になった」と言ったということだから…。

 B(客)ほとんどの子供が、金を使ったということを知らなかっただろうから、悲しいことだよ。今回の問題の本質的なことは何だろうか。

 A(主)そこだね。マスコミを賑わした偽装問題と同じことが教育界でも起こったわけだ。でも、この偽装問題は、突然に起こったことではなくて、今まで積もり積もって起こったわけだ。江戸川区の食肉販売会社「山形屋」奥山社長が、マスコミに本音を吐いていたね。

 B(客)それはどんなことだ。

 A(主)だれでもやっていることだ(自分一人がやったことではない)、たまたま今回刺された(運が悪かった)、甘ちょろい正義感では商売なんかやっていけない、と堂々とまくし立てていたよ。本音を引き出せば、みんなこれに尽きると思う。

 B(客)「金だけがすべて」という世界だね。大分問題も、まさにこの世界だったわけだ。そこで、今回の問題の本質とは何なんだ。

 A(主)考え違いをしていると思う。管理職などの職へ出世していくことの意味を考え違いしているね。そこで本質的な問題が問われたと思う。

 B(客)どういうことだ。今はずいぶん管理職へなろうという人が少なくなっていると聞いているし、あんただってずっと37年間平教師だったじゃないか。

 A(主)管理職を否定しているわけじゃないよ。私はそんな仕事は向いていないと思っただけだよ。教育の仕事でもっとも大事なことは、教室の現場で、教師と生徒が豊かな教育関係を展開することなんだよ。そのために、管理職があり、教育委員会があり、文科省があり、……ということになるはずだ。上に行けば行くほど、その現場を変えていく大きな力を発揮できるのだよ。

 B(客)ほう、そういう風には考えないな。人が出世するのは、自分のビジョンや自分の名誉心のためじゃないのかな。それがえらくなるということだろう。

 A(主)私のような考えは、もう風化してしまって教育界に跡形もないようになっている。でも、70年代までは生きていたことなんだ。「戦後精神」としてね。「世間に後ろ指をさされないような生き方をする」という形でね。私たち教師の世間というのは、「子供たち」なんだよ。その子供たちに後ろ指指されない生き方をするというのは、教師の生き方として残っていた。しかし、「戦後」という言葉が死語化していくことによって今回のような事件が浮き出てくるんだね。

 B(客)そうすると、管理職や教育職に上り詰めていくのは、今問題になっている教育の現場を変えていくためにあるというのが、あんたの考えなのだ。

 A(主)そう、それを忘れている。管理職や指導主事などになっていくことが、さも自分がえらくなっていく錯覚にとらわれている。えらくなるという往路だけが見えているんだよ。

 B(客)出たね、往路という言葉。そうすると、えらくなるという往路の次に出てくるのは、現実を変えていくという帰路の生き方ということかな。

 A(主)そうだね。往路だけの生き方だと、どんなに優秀で有能でも、いつのまにか今回のような出世主義者の網の中に巻き込まれていくよ。ただ、えらくなることだけが目標になるという虚しさ。もちろん、本人たちは虚しいとは考えないけどね。

 B(客)でも、あんたみたいに考えている人は、ほんの少数だと思うよ。遠吠えみたいに思えるけど…。

 A(主)そんなことはないよ。私の知り合いの管理職や教育長で、きちんと帰路としての仕事をやっている人は知っているよ。確かに少数ではあるが、ほんとうの言葉は、きちんと伝わっていくさ。そんなことに疲れてはいけないよ。

 B(客)わかった、わかった。今回ブログを再開していく志も、きちんと表明されているね。ところで、4ヶ月間何をしていたんだね。

 A(主)6月までは講演などの仕事で忙しくて、7,8月になってやっとこれからのことをきちんと考えられるようになったよ。今は、今までのブログを一冊の本にしようと原稿化しているところだ。本になんかできるかどうか、ちょっと心配だけど…。

 B(客)仕事の方はどうだよ。

 A(主)初任研担当として再任用されて、2人の新卒教師の指導に関わっているよ。週に2,5日の出勤だから、ずいぶんと楽になったけどね。

 B(客)どんなことをやっているんだい。

 A(主)2人の初任者の授業に1日ずっと付き合って、いろいろ助言をすることだ。というよりしょっちゅう示範授業という形で授業をしているけど…。授業をすると、なんか生き生きしてきて、やはり教師だなと思う瞬間だね。

 B(客)これからのブログも期待しているよ。どんなブログになるんだい。

 A(主)今度は何に向けて書いていけばいいかなとずいぶん考えたけど、余計なことだね。思ったこと、考えたことなどをどんどん書いていくことだ。少し現場を突き放してみることもできるし、教育の仕事に関わっている限りのブログだね。

 B(客)「風にふかれて」という題名というのは、ずっと前の学級通信の名前だね。

 A(主)そうそう、この学級通信の最後の言葉が「風にふかれて、ふらふらと…」と終わっていたと思うけど、このブログも最後は、この言葉で終わろうと思っているよ。(笑)最初に終わりのことを話題にするというのもおかしいけど…。

 B(客)いよいよ再開だね。

 

               

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