« 異端の21歳、勝ちに行った | トップページ | 離れてみて、意識すること »

ああ、高齢化社会

   郷里の佐賀へ帰り、しばし佐賀の中心街を歩き回った。

 中心街と言っても、かつてそうであったということに過ぎない。

 今は、もう寂れているという状況を通り越している。疲弊しているのである。

 アーケイド街は、ほとんどの店がシャッターを閉じ、暗闇のままにお化け屋敷かと思われるような情景である。

 そこに、かろうじて数人の人たちが、通り過ぎていく。

 私は、言葉もなく、ただ昔の賑わいを思い出していた。

 通り過ぎる人たちに溢れ、夏の夜には、銀天夜市で賑わった。あの人たちは、どこへ行ってしまったのだろうか。

 高齢社会になっていく現実をこのような形で目にしている。

 地方の農山村では、二十年、三十年前から高齢社会になっていた。だけど、どうして今まで大問題にならなかったか。日本全体が、まだ高齢化していなかったからである。

 いま、日本全体が高齢化し始め、いくつかの特徴が現れてきた。

 1つは、日本の農山村は、もう超高齢化社会であり、まもなく消滅していく地域が激増していくと言われている。(限界集落)そして、さらに、5万、10万規模の地方都市が、完全に空洞化していくであろう。佐賀の状況は、まさにその姿であろう。

 2つめは、東京、大阪の大都市圏の高齢化が著しくなっている現在、地方都市の空洞化がさらに大都市圏を覆っていくことになろう。

 3つめは、高齢社会の問題は、単に高齢者が増加するというということではないことである。労働人口、子供人口が減少する。つまり、高齢社会問題は、少子化問題であり、労働問題であり、経済問題であるということになる。

 日本は、これから初めて経験するこのような問題に対処していかなくてはならないのである。

|
|

« 異端の21歳、勝ちに行った | トップページ | 離れてみて、意識すること »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/42210764

この記事へのトラックバック一覧です: ああ、高齢化社会:

« 異端の21歳、勝ちに行った | トップページ | 離れてみて、意識すること »